まめごん☆ラボラトリィ~どさんこ新米ママの育児サバイバル記~

生まれも育ちも北の大地、ペンギンママです。やんちゃなムスメと波瀾万丈ありすぎる毎日をゆるっと綴っていこうと思います。よろしくお願いいたします♪ヽ(´▽`)/

忘れられない日~まめごん、降臨②

さて。真夜中に痛み出した腰をさすりながら、スマホにメモをし始めた私。

何時何分…まだ全然余裕…

何時何分…間隔が短くなってきた…

私のスマホ画面にライトがともる度に、『ペンギンちゃん大丈夫?』と寝ぼけ眼をこする夫(←いちおう叩き起こしておいた)

肝心の自分はと言うと…痛いより、眠い(-_-)途中、日本語のおかしいメモを残しまくりでした(笑)そうやって2~3時間過ごしたんですかね、時計は朝5時。

…痛みが、止まった???

一番短くて20分弱間隔まできたのに、痛みがひいてしまいました。この時点で、産院に電話。

『では、診療時間になったら入院の準備をして受診して下さい。もし破水したり陣痛間隔が短くなったらすぐ来てね』

…ハイッ!!!

 

ここでペンギン、謎のやる気発動。

これから出産を迎える方は、きっと真似しない方がいいやつですΣ(゜Д゜)

 

朝6時に夫を送り出したあと、バスタブに湯を張りました。あたたかいお湯に浸かりながら、まめごんと繋がった身体で一緒にお風呂入るのはきっと最後だ…と思うと、なんだか不思議な寂しさが込み上げてきました。

ゆっくり肌の手入れをして髪を乾かし、次にやったのは…洗濯( ・ε・)しかも湯槽から残り湯をバケツで何度も運んで(笑)今思うと、なんでそんな無茶したんだろう…。しかも2回。2回もひとりバケツリレー。入院してる間、汚れ物が溜まるのが嫌だったんですけど、それにしたってヒドイ(笑)

その後食器洗いをし、頂き物のハスカップ(さすが道産子)を傷ませないようにジャムを煮込み…途中、眠気と腰痛で横になりながら。

ってか、朝イチで診察来いって言われなかったっけ…?

 

なんやかんや11時近くなり、さすがにタクシーを呼びました。

 しかし渋滞に巻き込まれ、産院に着いたのは午前の受付ギリギリ。すぐに内診へ通され、この時点で2~3㎝ほど子宮口開大。即入院になりました。マックスの10㎝まで早そうだね、と促進剤の点滴を打つことに。夫にお昼食べ終わったら病院来れるかと電話しましたら、15分ですっ飛んできました(゜д゜)

私、まだ陣痛室で呑気に担々うどん&巻き寿司食べてたんだけど(笑)

 

13時。いよいよ、点滴が始まります。

このときは余裕綽々で、仲の良い友人にLINEしたり、義父・義母に電話で報告したり。夫は緊張のあまり何度も『ぐぇっ』と胃液逆流しかけてるし(笑)痛い痛いって言うけど、点滴刺されてんのアンタじゃねーわ!!(笑)

 

そうこうしているうちに。きました、激痛。

 

お腹の中が破裂しそうになって、その中を針金でガリガリ掻き回されているような感覚。表現のしようがない、例えられない痛さでした。。こんなの何時間も続くなんて信じられない…死んでしまう!!!

 

ひたすらベッドの縁をつかみ、壁を殴りまくり、差し出された夫の腕を引きちぎる勢いで握りしめました。

陣痛の波がくるたびに『ふぅーっ、ふぅーっ』とゆっくり呼吸を合わせてくれる夫。

波が引くと水を飲ませてくれて、汗拭きついでに助産師さんのアドバイス通りメイクも拭いて落としてくれる夫。

…いやー、正直もっと邪魔になるかなと思ってましたよ( ;∀;)

役立たずぶりと陣痛の八つ当たり?で、普段の苛立ちも上乗せして夫を罵倒しまくるの図…をね、脳内で描いてたんだけど←ヒドイ

全然。心強かった。ちょっと見直しました。

むしろ立ち会いは夫に限定して良かったと思います。実母がいたらきっと母ばっかり頼っただろうし、世話焼きの母のことだからここぞとばかりに張り切って、夫の立場はなかったかも…。

 

私のお産はものすごく順調だったようで、助産師さんが見に来る度に褒めて?くれました。が、全然それどころじゃない私は、いたーーーいっ‼‼‼と絶叫してみたけど、慣れてる助産師さんは華麗にスルー(笑)にっこりと『声出すと頭の方にチカラ抜けちゃうからね~』等々、アドバイスをくれるのですが。必死に従う初産ペンギン、内心では『痛いってんだよ出来るかそんなこと何とかしてくれよあと何時間耐えるんだよ!!』と八つ当たりまくりでした(^o^;)

 

隣の陣痛室からも、呻き声が聞こえます。

時折、仕事の電話が入る夫。今のうちにコーヒー飲んだりお手洗い行くよう勧めましたが、落ち着かないようでベッドのそばから動きませんでした。

ふと時計を見上げると、3時。

まだ、たった二時間しか経ってない…!実母は私の出産で6時間かかったとか、某雑誌では半日だとか2日かかった人もいるとか、とにかく私の二時間なんて序の口なんだと思うと、絶望に似た気持ちが広がったのを覚えています。

痛い…気が遠くなる…こわい……

目を閉じかけた時、夫が叫びました。

『ペンギンちゃん、いいぞ頑張れ!まめごんも外に出たいって頑張ってるぞ!!』

 

あぁ。そっか。

私ひとりで頑張ってるんじゃないのか。私は再度、夫の腕を握りしめ、壁を殴りながら、まめごんの名前を呟き続けました。

会いたい、会いたい、もうすぐ会える…!