まめごん☆ラボラトリィ~どさんこ新米ママの育児サバイバル記~

生まれも育ちも北の大地、ペンギンママです。やんちゃなムスメと波瀾万丈ありすぎる毎日をゆるっと綴っていこうと思います。よろしくお願いいたします♪ヽ(´▽`)/

離乳食はじめました③

離乳食を開始して1ヶ月。順調すぎるスタートから急転直下、何もかも食べなくなってしまったまめごん。

ストローでお茶を飲むのはあっという間に上手になったけれど、すぐにおっぱいを探して泣いて、新生児期とほとんど変わらないんじゃないかくらい頻繁に授乳をしていました。

…疲れるー…(´д`|||)

 

最初のひとさじの緊張や不安から、ちょっと上手くいっただけで有頂天になり、そこから一気にどん底に落ちた感じ。ちょっと大げさですけど、右も左も分からない離乳食というモンスターに翻弄され、プレッシャーに押し潰されまくっていました。

 

固さを初めの頃と同じに戻してみようか。

食事が熱いのか、冷めすぎているのか。

時間帯を少し変えてみようか。

食い付きの良かった野菜ならいけるか…。

必死でした。でも全部だめ。

膝に座らせるのが落ち着かないのかと、ハイローチェアの背もたれを起こして椅子代わりにしてみたものの…食事にはやっぱり集中せず。自分でチェアを揺らして遊んでいたり器用に脱出を試みたり。

 

とにかく、一口食べたらいらなーいの繰返し。月齢の目安量の半分、いや3分の一も食べません。

…あんなに凝って料理して楽しかった毎日の食事が、苦痛でした。夫・たけさんも、悪気はないのでしょうが昔から『今日の夕飯なに?えーっ、魚ぁ~?』『他に何かないの』など口に出す事がしばしば…

一生懸命考えて遣り繰りした食材で、家事する時間も捻り出して頑張って作っているつもり。だけどコイツら、文句ばっか言いやがる…

わたし何のために頑張ってんだろ。

大好きだった筈の料理が、嫌になりました。

 

旦那の食事は、コメを炊いて味付け済パックの肉ともやしを焼くだけ。味噌汁はネギかワカメばかり。酒のアテに胡瓜の浅漬けやら焼きナスやら小鉢を出すだけ。

まめごんは…ベビーフードに頼るようになりました。

 

良いじゃん、頑張って作っても食べないなら労力と時間の無駄だし。ベビーフードなら色んな食材が使われていて色んなバリエーションもあって、せいぜい一パック100円くらいだし。ものによっては味付けが濃いとか噂を聞くけど、メインの材料を足してやれば和らぐだろうし。

 

………そうして、まめごんが8ヶ月あたりからは、ほとんど手作りしなくなったように記憶しています。

果物や赤ちゃんせんべいなどのおやつは自分で手に持って食べていたので、何もかも口にするのが嫌だというわけではなさそう。だけど、食事ですよーとなると、なんかだめ😢

一部のゴハンもの等は稀に30グラム程度食べることもあったけど(1食の目安として大体80グラム入りです)、ベビーフードにしてもまめごんの食べる量はあまり変わりませんでした。

 

なんで。どうしてなんだろう。

母乳が多すぎるから悪いのか。

 

食べないのが、本当に本当に怖かった。

おっぱいが欲しくて泣きわめくまめごんを無理矢理引き剥がした事もあった。

食事から顔を背けて椅子から脱出しようとするところを押さえつけて、無理矢理スプーンを押し込んだ事もあった。

…サイテーです。わかっています。

食事が楽しくない、ってインプットされたら最悪です。焦らずに楽しくゆっくり、って何回も頭のなかでリフレインしても、苛立ちと不安が止まらなかった。

毎食毎食毎食、イヤイヤ泣く娘が腹立たしくて悲しくて。私も泣きながら『なんで食べないのっ!!!』てテーブルを思い切り叩いて八つ当たりしたこともあった…

サイテーです。

 

きっと私は、ごはんのたびに怖い顔してキツく抱っこしていたんでしょう。抱っこから逃げたら椅子に縛り付けられて、またお母さんが怖い顔して、挙げ句の果てに怒鳴り散らして。食欲なんか失せるにきまっている。

恐い目に遭ったんだから、何より安心できるおっぱいにくっつきたいはずだよ。

わかっていたのに…。なんでこの子は食べないの。

 

もう、いい。

ある日から諦めて、決まった時間にだけ座らせて、ままごとみたいにベビーフードを数回口に運ぶルーティーンを続けました。

おやつはフルーツやヨーグルトを、量を決めて。飽きてしまって握りつぶしたご飯を投げられても、お茶の入ったマグをひっくり返しても。毎日毎日毎日…今日はどれにしよっかな?って、まめごんにベビーフードのパックを選ばせて。開封したものはすぐ小分けにして冷凍し、3~4回で消費していきました。

 

結局この攻防は1歳を過ぎるまでずっと続きました。保育園でも最初は全然食べなくて…報告を受けるたびに『いったい家庭ではどうしてるの?』と思われているようで、心苦しかったです。

 

1歳を過ぎた今も量は少な目ですが、もう軟飯じゃなくて大人と同じ固さのご飯を器用につまんで食べるまめごん。『そーいや私だって年長組になっても細巻き1個でもう要らないとか言ってたし、保育園では給食食べきるまで廊下に出されてたし、でも今はどんぶりご飯食べれるし』と割りきれるようになりました。

実際に保育園では毎日完食しているし、家でもふざけちゃったりするけれど、自分でスプーンやフォークに挑戦したり手掴みしたり(毎食後、椅子や床が大惨事だけどもう慣れました)。これもひとえに、実母や保育士さん達の見守りやアドバイスのおかげです。感謝して止みません。

最近は『あれ~、まめちゃん上手だね!』と声かけると満面の笑みで拍手をし、『美味しそうだなぁ~』と言うと私にあーん(^○^)と食べさせようとしてくれます。

ふざけてお皿投げちゃったりして、それでつい怒ってしまったりする日もあるけれど。たどたどしくスプーンをお皿に潜らせて口に運ぶ様子をみると本当に可愛くて、こちらが笑顔になります。…いや、笑顔がこぼれるところまで私も気持ちが戻ってきたのかな。

 

 

あの頃は、本当ーに苦しかった。

比べちゃいけないと理解していても、周りの子は上手にぱくぱく食べていて。怒っちゃいけないと理解していても、嫌がる顔ばかり見るとイライラを抑えきれなくなったり。

もし、もう一度【離乳食はじめました】と言うことがあるのなら、もうこだわり素材ばっかり買って必要以上に張り切らない。ベビーフードもほどほどに頼ろう。

 

食事が楽しいと教えねばならない、食べ物の本来の味を教えねばならない、と肩肘張っても子どものお腹は空きません。大人だってオヤツで1食誤魔化しちゃったりお酒と肴で終わっちゃうことがあったり経験ありますよね(あれっ、わたしだけ⁉)

だけど、いつでも笑顔でいなくてはなんて、当時の自分には言えない。あの悩みや努力を『そんなんしなくて良いよ』なんて無責任に言えない。

だから。

 

半年前のわたし、やっぱりうちの子食いしん坊だよー!そのうち胃袋目覚めるから!!

今日もお疲れー!!

それだけ、言いたいです。

 

今夜は、何にしよう♪