まめごん☆ラボラトリィ~どさんこ新米ママの育児サバイバル記~

生まれも育ちも北の大地、ペンギンママです。やんちゃなムスメと波瀾万丈ありすぎる毎日をゆるっと綴っていこうと思います。よろしくお願いいたします♪ヽ(´▽`)/

イクメンの呪縛②~理想と現実~

いくめん。そして同時に浸透する、わんおぺ。

 

子育てって楽しいだけのものじゃないって、子供なんて可愛いだけの存在じゃないって、昔っからみーんなお母さん達は知っている。はず。

でもなんだろう、この息苦しさ、やりにくさ。

 

 

どうしてだろう、いまだにぼんやり考えることがある。 

世の中は刻々と変わっていくのに、【母親】に求められるモノは変わらない。

こんなにも多様な価値観生き方が認識されてきたのに、人生のレールっていうの?

求められる『生き方の正解』『正しい親子像』みたいなものは、なんにも変わらない。なんだか個人それぞれの可能性が広がって選択肢が増えたぶん、正解に辿り着くのが

難しくなって。

なのに型に嵌まりたがる(これは個人差があるね)、レールから外れると不安になる…

…いや、ちょっと外れるとすごく生きにくくなるっていうのかな、そんな現実の矛盾がそこかしこに落ちていて、うっかり油断すると「落とし穴」から身動きがとれなくなるような。

 

 

なんだか、子供のころ駄菓子屋さんで引いた、飴のクジを思い出しました。

たくさん紐がぶら下がっていて、私が欲しかったイチゴの飴に繋がっているのは

ほんの数本。

今は…たった一本が引けない…紐が、多すぎて。紐の先に様々な「飴」が付きすぎて。

 

 

 

話が逸れましたな(゜Д゜)

なので私含め、いまだに「家庭ってこうゆうもん」に縛られている人は多い気がして。

手作りのごはん、きれいであたたかいおうち、優しいおかあさん。

うん、理想だし、そのとおりにしたい。

バリバリ働く女性もかっこいい。わたしもそうありたい。

…でも…バランスがすごく難しい。

一億総活躍?女性が輝く社会?産めや働けや税金納めろや。っていうこと??

いやいや現実は二馬力で働かないと食っていけないでしょ」

その通りです。

確かに裕福でもなんでもない、不器用な者同士家族をつくったのは自分自身で。

望んで親元から離れたのも自分自身で。

 

 

毎日髪振り乱してイエのことコドモのことオヤのこと、余裕なんかつくりようが無い。

どうやって、キラキラ輝けばいいのよ。忘れちゃったよ、そんなの。

かたや男性だって。

働けや稼げや、家族を養うため必死に働いて、やっとくつろげる…はずの家では

奥さんがぴりぴり怒っていて、子供がぎゃーぎゃー喚いていて、

家族サービス云々だ家事分担云々だって言われる。

安らげないよね。わかってる。 

 

 

ペンギン家の場合、わたしも夫のペースに合わせてどうしても動かざるを得ないから

単純に早起き、遅寝。単純に家にいないから、家事育児のほぼ100%は私。

だけどね、共稼ぎなんだから、家事分担はあたりまえ。

っていうかその前に、せめて自分のことは自分でやるの当たり前でしょ?

そもそも家事が結局わたし任せになるなら、邪魔しないでほしい。

脱ぎっぱなしとか食べっぱなしとか、余計な手間に殺意湧く。

主婦&ママ業に休みはないから、夫が休みの日曜は頼りたい。

本当は日曜くらいゆっくりさせてあげたいけれど、そんな悠長なこと言ってらんない。

 

 

…ね、イクメンなんてどこにいるの?

何処の家庭でキャッキャウフフと叱らない育児とやらをしているの?

たまごくらぶひよこくらぶの中だけなんじゃないの??

だってあれってモデルじゃん!!!

…そうやって自分の境遇に勝手に嘆いて、ひとり疲れ果てる毎日。

怒鳴って泣かせて寝顔に残る涙のあと、濡れたまつげを見ては

「私なんかが親じゃなかったらこの子はこんなに泣かないで済むのかな」

「なんでこんなにうまくいかないのかな」「ダメ親でごめん、本当ごめん」

ダークサイドに堕ちてゆく~~~*1 

 

 

 

大多数の、女親にとって。

イクメンの理想、ワンオペの現実。

じゃあ旦那に保育園にもっと任せて自分も「母親」以外の鎧を着てみたら?

着てみたけれど、男性より重く脆い社会の鎧。

そして「任せる」ことへの罪悪感、不安、さみしさ。

 

 

大多数の、男親にとって。

大黒柱として家族の笑顔と安心を支える役目を担うという理想、

いきなり「そうじゃねぇ」と突っぱねられる現実。働けど働けど責められる現実。

じゃあどうしたらいいの?「察してよ!」わかんねーよ。

つらい、これじゃあつらいね。みんな疲れる。

 

 

嗚呼、現役世代。どこからどう向き合って、どうやって変えていこうか。

 

*1:+_+